風が強くて汚れる?

こんにちは。

今日も外は風の音で渦巻いています。現代型の家に住んでいるものの、風の音はしっかり聞こえるほど強いのがわかります。これが隙間だらけの家だったら完全に砂やほこりが室内に入り込むことでしょう。

そして近年は「黄砂」による影響が見過ごしできません。この黄砂とは乾燥した地域から飛散する微小な砂塵が、風に乗って運ばれる現象のことを言います。日本では春から初夏にかけて黄砂が観測されています。大陸を横断する際にアレルゲンや大気汚染物質とくっついてしまうことが多いのが厄介なところです。特にのどの痛みや鼻詰まりといった症状が表れます。よく言われる「PM2.5アレルギー」と呼ばれる症状です。この時期は偏西風が強く吹き、乾燥した砂漠地帯から微小な粒子が舞い上がります。この黄砂の被害が深刻な地域は西日本や九州地方です。春先に被害が顕著です。一方で関東・東海地方では比較的黄砂が少ない地域とされていますが、2023年度は東京都でも黄砂が観測されたため、注意が必要です。

外に洗濯物を干していると黄砂で汚れるといった被害が出てきます。黄砂は粒子が小さくスギ花粉の10分の1程度の大きさしかありません。繊維の奥に入り込むために、少し払ったくらいでは落としきるのは難しいです。黄砂は字のごとく黄色い砂ですので、これが繊維の奥に入ってしまうと、洋服が黄色くなってしまいます。汗をかいていないのに黄色いのです。濡れた状態の洗濯物に付着した黄砂は、叩いたくらいでは落ちなくなります。結局のところ、洗い直すしか方法がないのです。洗う→干す→黄砂で汚れる→洗う→干す→黄砂で汚れる・・・これでは無限ループにはまってしまいます。

それを防ぐためには室内で干すか乾燥機を使うことが推奨されます。最も効果的に乾かすことができるのは乾燥機です。乾燥機は乾燥するためだけに開発した機械だからです。そしてコインランドリーの乾燥機は業務用のものをわたしたちでも使えるようにしてあります。何しろ大きいです!大きい乾燥機はそれだけ空気の層ができます。湿った空気を乾いた空気と入れ替えることが乾燥への近道となります。乾燥機の場合はドラムを回転させながら強力な熱風を衣類に当て続けています。風の方向も大型乾燥機だからできるのですが、ドラム内に開いてある多数の穴から出てきます。そしてらせん状に空気が動くように設計されています。こうすることで全体的に効率よく熱風を当てることができます。これを繰り替えすことで湿った空気は乾燥した空気と入れ替わり続けます。

また乾燥機自体にフィルターがあり、ホコリや微生物といったものはここで回収することができます。乾燥機を回すだけでもきれいになってしまう機能が搭載されているのです。黄砂が出てくる時期に外に干すのは危険です。コインランドリーを上手に活用して効率よく乾かしていきましょう。