気付いたら袖口が汚かった

こんにちは。

もうすぐ3月です。4月になると年度が切り替わるため、新生活が始まる方が多いかと思います。

その集大成でもある3月ですが、袖口も集大成とばかりに汚れが集まってきているのがわかります。袖口が汚れる理由はどんなものがあるでしょうか?

1 摩擦:

 袖口は手と腕が接触する部分で、着脱の際に摩擦が生じます。この摩擦によって皮脂や汗、ホコリなどが袖口に付着しやすくなります。

2 食事や作業中の接触:

 食事や作業をする際に、手や腕が袖口に触れることがあります。食べ物や飲み物、ペンのインクなどが袖口にに付着することで汚れが発生します。

3 外部からの汚れ:

 外出時に袖口が地面や壁、ドアなどに触れることで汚れが付着します。特に雨の日や泥のある場所では、袖口が汚れやすくなります。

4 化粧品や香水:

 化粧品や香水を使用する際、手や腕についたものが袖口に移ることがあります。これにより袖口が汚れることがあります。

 袖口はこれらの原因によって少しずつ積み重なってくるので、こまめなケアが必要となります。

汚れの原因によって対策が変わってきます。基本的には水溶性か、油溶性か?ということで考えていくようにします。皮脂や化粧品といった油溶性の汚れは「ベンジン」といった揮発性の溶剤を使うとよく落ちます。汚れの部分にたらして歯ブラシでトントンするだけです。溶剤は揮発するのでそのまま乾かしておけばOK。揮発性であることから、わたしたちの皮膚や目、鼻や口に入り込むことがあります。神経系や呼吸器への障害が出てくるため、近年ではこれを使った汚れ落としはやらないことが多いです。「ベンジンください」とドラッグストアで見かける方はたいてい高齢の方です。その方法に熟知してのだと思います。

食器用洗剤は油汚れを落とすことが得意ですので、ベンジンの替わりにこちらを使うことが多いです。こちらを汚れがある場所にたらして歯ブラシでトントン叩きます。そして水で軽く流します。これでたいていの汚れは落ちます。落ちていない場所には漂白剤をかけるようにします。

なお、水溶性のものは水を使えば落ちてしまうので、食器用洗剤を軽くたらしてもめば終了です。

下洗いが済んだら後は他のものとまとめてコインランドリーの洗濯機へ入れます。洗濯機ってどれも同じでしょ?と思う方がいるかもしれません。細かな水で洗うことが汚れ落ちに影響していることがわかってきています。家庭でも細かな水で洗える機種が発売されましたし、ホースを取り替えるだけで細かな水を発生させることができるようになりました。それに先駆けてコインランドリーの洗濯機は水の粒子径を小さくすることに成功しています。これで洗うことで繊維の奥まで水分子が入り込むことができるので、奥からスッキリと洗い上げることができるようになりました。

年度の締めではないのですが、袖口もきれいにしてみてはいかがでしょうか?フレッシャーズに負けないきれいな袖口を見せつけてやろうではありませんか!!