ガンマオリザノールが含まれている

こんばんは。

白米は米ぬかを精米作業によって落としたものを言います。米の種子でいうと胚乳の部分を食べています。胚乳は種にとって栄養分となる部分であり、糖質がたくさん含まれています。種から発芽する際にはまだ光合成をしていないので、この胚乳の糖質を使いながら芽を出していくということです。

米ぬかの部分は種にとって芽や胚乳を守る部分となります。

米ぬかの成分の一つでガンマオリザノールというのがあります。植物ステロールでポリフェノールの一種です。医薬品にもなっている成分です。もちろん、医薬品になるためには、精製されていることはもちろんのことです。そして医薬品量が含まれています。

医薬品としてのガンマオリザノールは高脂血症と、心身症(更年期障害、過敏性腸症候群)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつに対しての効果効能があります。

そこから食品としてガンマオリザノールを食べる場合は医薬品としての効果効能を踏まえつつ、日々の健康維持に対して取っていくことになります。

1 コレステロールと中性脂肪の減少:血液中のコレステロールや中性脂肪の量を減らす働きがあります。

2 末梢の血管を広げる作用:末梢の血管を広げて血流をよくします。

3 精神症状の改善:イライラ感や不安感、めまいや頭痛などの症状を改善する作用があります。

こういったことを期待しつつ食品としてガンマオリザノールを食べていくことになります。

植物にとってのポリフェノールを作る本質的な意味としては抗酸化作用により外部環境から身を守ることにあります。人間はそれを食べることにより、自身の環境を整えて守っていくということになります。

米ぬかを含む玄米を食べることにより、こうした成分を無駄にせずいただくことができるということです。

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